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自衛隊や米軍関連のイベントのレポートを中心としたサイトです。

大宮駐屯地創立58周年記念行事

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2015年5月31日(日)、大宮駐屯地にて行われた創立58周年記念行事に行ってきました。
大宮駐屯地の創立記念行事に行くのは3年ぶり。最初は行くつもりはなかったのですが、天気予報が好転したのと訓練展示を行うということで行くことに決めました。

ここ何年か開門前の混雑が激しいということだったので、0740に駐屯地正門着。
1000開門予定だったのですが、繰り上げで0930に開門。
さほど混んでなくて余裕で最前列を確保し、水分補給とともに装備品展示を見学することに。


装備品展示会場に行くと、あれ化学剤監視装置のハッチが開いてますよ。
化学剤監視装置は1台で有毒化学剤の検知とその特定を行うとともに、複数台が標定処理装置と連接することでその有毒化学剤雲の流動状況を把握するというもの。

NBC偵察車にも同じ監視装置が付いているので尋ねてみると、実はあれはNBC偵察車の装備ではなく、必要な際に化学剤監視装置から取り外して搭載しているのだとか。

確かに隣で展示されていたNBC偵察車には載ってないですね。


第32普通科連隊側は小火器と01軽対戦車誘導弾、災害派遣装備、後120RTなどを展示。


一時期ゴタゴタで展示すらなくなっていた小火器類ですが、最近ロープの向こうで触らせてくれないとはいえ展示が復活してきているのは嬉しいところです。

1030より記念式典開始。
式典の内容は特筆すべきことはさほどなし。ただひたすら暑かったです。



高等工科学校のドリル演奏を終え、次は中央特殊武器防護隊の訓練展示。改編後初めて訓練展示を見るのでワクワクしていると、目の前に化学剤監視装置が登場。いきなり展開を始めるじゃないですか。



え、いやなんですか。
ここに展開されたら全然見えないじゃないですか。

始まったら動いてくれるのかと思いきや、全く動く気配がなかったので急遽陣地変換することに。





シナリオは化学剤監視装置と初公開のNBC警報装置で監視されてる重要防護施設に対し、偽造した通行証を用いて侵入したゲリラが化学薬品を散布。それを検知、除染するというもの。

訓練展示そのものは良かったと思うのですが、一般観客席から何も見えない状況はいかがなものかと。
確かに招待者に装備や活動を理解してもらうのも大事ですが、周辺住民や他の国民への配慮がもっとあってしかるべきかと思いました。

音楽隊の演奏を挟んで次に行われたのは第32普通科連隊の訓練展示。
一つの駐屯地で別の舞台が2回訓練展示を披露したのって初めてじゃないでしょうか?

第32普通科連隊の訓練展示はLAV8両に乗車した普通科2個分隊による陣地攻撃。



ところがいきなり偵察バイクが広域多目的無線機(広多無)を使用。
敵の位置をデータで送信ですよ。
これで広多無というか野外通信システム単体でも位置情報の共有が可能ということが確認取れました。

その後も狙撃ありーの01ペットボトルロケットありーのと盛りだくさん。






一度に化学科の新装備と野外通信システムの訓練展示を見ることが出来て個人的には非常に収穫のある創立記念行事となりました。

最後になぜか大宮駐屯地に来ていた下総航空基地のミニP-3Cショーを楽しみRTB。




湘南新宿ラインで家路についたのでした。

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掃海艇「はつしま」一般公開&東京みなと祭

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2015年5月23日(土)、熱海港七半岸壁で行われた掃海艇「はつしま」一般公開に行ってきました。
「はつしま」は「えのしま」型掃海艇の3番艇で、去る3月末に就役したばかりの恐らく海上自衛隊が建造する最後の掃海艇。
熱海の沖合に浮かぶ初島を艦名の由来とするため、今回初めてのお国入りとなります。

こだま号に乗り0718に熱海駅着。
同じ列車に乗り合わせていたマイミクさんと合流し、徒歩で七半岸壁を目指します。

七半岸壁に接岸する「はつしま」。向こうに見えるのが艦名の由来となった初島。
熱海港というので沖合に浮かぶ初島行きの連絡船が出ているところかなと思っていたのですが、実際はそれよりもかなり先で、結局30分以上かかり0755過ぎに到着。


関係者を除くと他に見学者らしい人は一人だけ。
乗組員に尋ねると0830一般公開開始ということなので、国旗・自衛艦旗掲揚を見た後準備作業を見守ります。



準備作業中に最近いろいろ噂のマルチコプター(ドローン)で、「はつしま」を空撮している方がいたのですが、昨日の入港時にも空撮をされていたそうで。
もしかしたら艦船撮影の新しいスタイルになるかもしれません。すぐに規制されてしまいそうですが(苦笑)。

そうこうしている内に人も増え始め、0830に一般公開開始。一番最初に乗艦します。


「はつしま」の最大の特徴は前甲板に装備された20mm機関砲JM61R-MS。
今までの掃海艇は手動式のJM61を装備していましたが、今回海上自衛隊の掃海艇として初めて遠隔管制化されたものを装備しました。


JM61は掃海員が操作していたのですが、JM61R-MSの装備に伴い掃海艇で初めて射管員が配置され、今後一から操法を定めていくことになります。


艦橋上部に備えられた赤外線撮像機。霧中航行などでも活用できるとか。
艦橋に備えられた操作管制盤。
見学順路を進んでいくと、再圧タンクが開いていて子どもたちが入っていたので私も入ってみることに。



狭っ!
こんな中に閉じ込められるのは私には無理です絶対無理。



JM61R-MSと衛星通信アンテナ以外は基本見慣れた「えのしま」と同じ。
お昼ごはんの仕込みをしているみたいで、艇内には美味しそうな唐揚げの匂いが漂っていました。
ちなみに「はつしま」の調理員長は元「はしだて」の調理員長なんだそうで、食事は無茶苦茶美味しいそうです。

結局、2周して1000過ぎに下艦。


鈴木3海佐以下「はつしま」の乗組員のみなさまありがとうございました。
また来年も熱海港に来航されることを期待しています。(ホントは横須賀とかが更に嬉しかったり^^)

熱海駅前で昼食をとり、こだま号で東京へ。
東京駅から晴海埠頭行きのバスに乗り、今度は東京みなと祭に向かいます。


こちらの目的は護衛艦「ゆうぎり」の一般公開。
晴海での艦艇広報は艦橋まで開けてくれることが多いのでそれを期待していたのですが、残念ながら上甲板のみの見学。

ただアスロックランチャーが発射態勢の状態で展示されており、更に中に訓練弾が入っていたり、



68式3連装短魚雷発射管が開いた状態になっていたり、


スカイミサイル(古っ!)みたいな塗装が施されたMk.46模擬魚雷が展示されていたり中々面白い一般公開でした。


あ、そうそう。
全然関係なく気になったのが久しぶりに見た「トウチ君」。


小さくて丸っこくなってたので東京地本の人に尋ねてみると「トウチ君は生まれ変わりましたw」とのこと。
前の子はリストラですかー(汗)。
事情をご存じの方は教えて下さい。

あ、それと例年7月の海の日近辺に晴海埠頭で行われていた艦艇広報は、このみなと祭に振り返られたので今年はないそうです。
ご注意ください。

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霞ヶ浦駐屯地開設62周年及び関東補給処創立17周年記念行事

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2015年5月17日(日)、霞ヶ浦駐屯地の創立記念行事に行ってきました。
例年は記念式典と観閲行進を撮るために早く行くのですが、今年は飛行場地区の外周で観閲飛行に出る機体を撮影しようと遅めに出発。



外周にはフェンスが張り巡らされているので、本来ならば脚立がいるところですが、重くて面倒だからと置いてきてしまったのが失敗。
一番美味しいショットを撮影できませんでした。


 

あと展示飛行は別の場所の方が良さそうな感じ。
来年はもう少し場所取りを考えてみます。

展示飛行が終わった後は飛行場地区に入り装備品展示を見学。
おや、パックさんがお子様に囲まれ人気ものになってますよ。


デビューからしばらくは鳴かず飛ばずでお子様も寄ってきてくれなかったのを観てるので思わず感涙。良かったですよー。

そして霞ヶ浦駐屯地祭最大の見せ場(と勝手に思っている)吉井分屯地の火工品展示。


今年も茨城ご当地フェアとか言って何がご当地かというと、


やっぱりこれ。
って毎回ながらいいんでしょうか^^。

で、本当の今年の目玉はAH-64DとAH-1Sに搭載されるハイドラ70のロケットモーターと弾頭、そして夜間戦闘に用いられる81mm迫撃砲用のIR照明弾。


IR照明弾は通常の照明弾とは違い少しの光と大量の赤外線を放出することで、赤外線暗視装置を用い明瞭な視界を確保するというもの。


ハイドラ70の弾頭は、M267J(M261 MPSMの演習弾)とM151及びM274演習弾。
M261は内部に高性能炸薬擲弾を内包し、それをばらまくクラスター弾のため、現在は装備品から外され廃棄されたとのこと。

クラスター弾に関する条約で廃棄されたのは航空自衛隊のCBU-87/Bと陸上自衛隊の03式155ミリ榴弾砲用多目的弾、MLRS用のM26ロケット弾、そしてハイドラ70のM261なので、来年はM26の展示を期待したいところです大きいけど。

そして用賀支処と松戸支処の展示を見て撤収。



荒川沖駅からグリーン車でプチ贅沢をしながら帰ったのでした。


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