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平成26年第1空挺団降下訓練始め(総合予行)

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2014年1月10日(金)、お誘いをいただいたので、今年も第1空挺団降下訓練始めの総合予行にお邪魔してきました。

1025に習志野演習場に到着。
「やっぱり先頭で観たいですよね」ということで、今年も防衛大臣が臨席する観閲台のすぐ後ろに陣取り、帽子が飛ばされるほどの寒風の中、訓練始めを待ちます。


まずはCH-47×3機より、第1空挺団長を始め、最先任上級曹長、最年少隊員他、各指揮官の降下……なのですが、この日は猛烈な風のため中止。


CH-47は観閲台前に着陸し、上空より降下を視察した陸幕長、統幕長、政務官、防衛大臣などが次々と下りてきます。と言っても今日は予行なのでみんなダミーですが^^


そして第2普通科大隊長がダミー防衛大臣に対し、訓練概要の説明。
訓練は前後段に別れ、前段が各種航空機よりの空挺降下。後段は島嶼防衛を想定した陸海空三自衛隊の統合作戦演習となっています。



空挺降下にはC-1×2機とC-130H×1機が参加。
例年3回ほど進入を行うのですが、今年は降下が中止になったのが原因はそれぞれ1回だけの進入でした。

そして後段の島嶼防衛演習開始。
演習は習志野演習場を島に、周辺の市街地を海と想定し、その一部を占拠した敵部隊に対し、陸海空三自衛隊が対処するというもの。

まずは海上自衛隊下総航空基地のP-3Cが周辺海域の潜水艦を排除。


続いて陸上自衛隊第1ヘリコプター隊連絡偵察飛行隊のLR-2が航空偵察。


敵部隊からの対空射撃を受けたため、沖合に展開する護衛艦「はたかぜ」が艦砲射撃を行います。


艦砲射撃を受けた敵部隊は一時退却。



更に航空学校霞ヶ浦校のAH-64Dが制圧している間に、第4対戦車ヘリコプター隊のAH-1Sに護衛された第1ヘリコプター団のCH-47Jが偵察小隊をヘリボーンします。



それを見た敵部隊が圧力を掛けてきたので、01式軽対戦車誘導弾でこれを撃破。


そしてその間に展開した迫撃砲小隊による制圧射撃で、再び敵部隊は撤退。


東部方面ヘリコプター隊のOH-6Dと第4対戦車ヘリコプター隊のOH-1による偵察でこれを把握した我が方は、再びAH-64DとAH-1Sによる攻撃を行い、その間にCH-47Jにより偵察バイク部隊を投入。




そして狙撃班と先遣隊が投入されます。



観閲台の右奥にランディングゾーンを確保した先遣隊は、本隊の誘導を開始。
ファストロープとリペリングにより普通科部隊が降下。


更にこちら側にも重迫撃砲が展開。


一方、第12旅団特科隊のFH-70が先に展開していた重迫撃砲中隊の増援として登場し、陣地展開を開始。


87式地雷散布装置による地雷の散布や、再びAH-64DとAH-1Sによる攻撃が行われた後、海上自衛隊の輸送艦より揚陸された航空自衛隊のパトリオット並びに陸上自衛隊の03式中SAMが展開。


そして更に第1戦車大隊の10式戦車並びに第1機甲教育隊の74式戦車を中核とした部隊が展開し、敵陣に向け総攻撃を開始。





これを撃破したところで状況終了となりました。

終了後、防衛大臣席の前では格闘徽章を胸につけた隊員による自衛隊格闘術の実戦的な演武が行われ、その後参加した各ヘリコプター部隊の紹介、防衛大臣による訓示と続いたのですが、我々はその前に撤収。

冷えきった身体をラーメンで温めて家路についたのでした。

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