Circle CROSSROAD

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第7師団創立58周年及び東千歳駐屯地創隊59周年記念行事

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2013年6月2日(日)、北海道は東千歳駐屯地まで行って来ました。目的はもちろん我が国唯一の機甲師団、第7師団の創立記念行事を見学するためです。

早朝0400に起床し、眠い目をこすりながら始発に乗って羽田空港へ。
そこからJAL便に乗り込み1時間半。0800に新千歳空港に到着。人生初北海道だったりするんですが、周りの景色を楽しむこともなくそのままタクシーに乗り込み東千歳駐屯地に移動。
内地の駐屯地だとタクシーなどは中には入れてくれないのですが、さすがは北海道。一般車もどんどん中に入っていきます。
でも中で渋滞してるっぽかったので、正門で下ろしてもらい、後は徒歩でひたすら式典会場を目指します。
歩くこと20分ほどでようやく式典会場に到着。



旧海軍が作った2500m級滑走路(通称:連山滑走路)に、第7師団並びに東千歳駐屯地に所在の各部隊の車両がずらりと並んでいます。
その数、約400両。
広すぎて一枚の写真には収まりません。

一番いい場所の最前列は既に埋まっていたので、その端になんとか場所を確保し、装備品展示へ。
なにか第7師団らしいものがあるかなーと思ったのですが、展示されていたのはみたことのあるものばかりでした。




まあ、73式装甲車は下志津では展示されていなかったので、ぺたぺたと触って来ましたが。



あと、96式自走120mm迫撃砲も第7師団のみ装備している珍品ですが、以前に総火演で見たことがあるので(苦笑)。

装備品を見物しながら、隊員さんに第7師団の改編について気になっていたことを質問すると、自民党に政権交代してから戦車定数の削減と各戦車連隊の5中隊の廃止はなくなり、第73戦車連隊のフル化だけが行われるように変わったそうで。
また第7偵察隊も90式戦車へ更新されるとのことで、防衛大綱別表との整合性がどう取られるのか今後の動きが注目されるところです。

そうこうしている内に記念式典開始。



式典の内容は他とあまり変わりはありませんでしたが、この後の観閲行進に時間がかかるためか、挨拶は国会議員2名のみと非常にコンパクトで嬉しい内容です。

そしていよいよ観閲行進準備。
隊員たちが車両に乗り込み、エンジン始動。





いや、しかし台数が多いので順番に隊列を作るのに時間がかかるかかる。
1台だけ90式のエンジンが掛からず、戦車回収車に牽引されていくハプニングもありました。



その間に上空には目の前の千歳基地に所属するF-15Jがフライパス。



地面が乾燥して砂埃が立つのを防ぐため、散水車が水をまいた後、観閲行進開始。




第7師団と言えば戦車!と普通は言うのでしょうが、私は装備品展示には出てこない第1電子隊や第7通信大隊の謎装備をワクテカしながら撮影していました。



後は73式装甲車に搭載されている70式地雷原爆破装置とか。



あ、一応戦車とかも撮ってはいますけどね^^;

音楽隊の演奏の後、訓練展示。
訓練展示の内容は、敵の機甲兵力に対し、我が方も機甲兵力を中心とした空地一体の攻撃を行いこれを撃破するもの。






場所が広いので、内地の駐屯地記念行事では行われない92式地雷原処理車の地雷処理ロケットの発射や、発煙弾の発射なども行われます。



ただ、メインは機甲なので、普通科の動きは今ひとつ。
特に最近は中央即応連隊とか第1空挺団みたいなのばかりみてるので、装備の少ない普通科隊員には違和感を感じました。



何度か陣地の取り合いをした後、勝利を収めた我が戦闘団は更に戦果を拡張するために前進を開始。といういつものパターンで訓練展示終了。

模擬店で地場のソーセージに舌鼓を打った後、現地を離脱。新千歳空港へと向かったのでした。
シャトルバスに乗った後で、ここにしかない試製56式装甲車他の展示を撮影するのを忘れていたことに気づいたのですが既に後の祭り。
次また行けるのは何年後かなぁ。

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よこすかYYのりものフェスタ2013

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2013年6月1日(土)、よこすかYYのりものフェスタ2013に行って来ました。
よこすかYYのりものフェスタは海上自衛隊横須賀地方総監部とJR横須賀駅を中心に、ヴェルニー公園と三笠公園一帯で行われるお祭りで、自衛艦、ヘリコプター、電車、各種車両などが展示されます。
メインの目的はもちろん自衛艦。
今年は掃海艦「うらが」と護衛艦「やまぎり」が一般公開されました。

朝0759に汐入駅に到着し、ヴェルニー公園へ。
マイミクさんがいたので合流し、まず総監部が見下ろせるポイントに移動し在泊艦艇を確認します。
見ていると潜水艦が入港してきたので慌ててヴェルニー公園に戻りこれを撮影。



そうりゅう型潜水艦がすぐそこを回頭して入港してくるのを見ることが出来ました。



逸見岸壁で展示されるSH-60Kが着陸するのを見届けた後、0900過ぎに入門待ちの列に並びます。
この時点で並んでいたのは100人程度。
夏のサマーフェスタに比べると全然少ないですが、それでも開門直前には列の最後尾がヴェルニー公園の真ん中くらいまで届いていました。

1000に予定通り開門。
「やまぎり」が翌週の横浜開港祭にも来るのでまずは「うらが」に乗艦。
「うらが」の横に掃海艇「えのしま」が接舷しているのはなんでだろうと思い、近くに掃海隊群の補給幕僚がいたので尋ねると、掃海母艦としての役割を示すために持ってきたのだとか。



「上から見る機会はあまりないので新鮮ですよ。煙突の中とか見れますし」と言われてましたが、確かにこんなアングルから撮る機会はめったにないので前から後ろまでひと通り撮影させて頂きました。

そしてヘリ甲板に回ると中央にどどーんと航空掃海具が置かれています。
ちかくにいた主任研究幕僚に色々と話を聞くと、



MH-53Eにより曳航されるこの掃海具。ガスタービン発電機を搭載し、そこから発電された電流を流すことで磁気機雷を、そしてプロペラを回すことで音響機雷を掃海します。
ただしMH-53Eでしか曳航できないので、MH-53Eが退役すると同時にお役御免。
後継機のMCH-101にはAN/AQS-24A空中機雷掃討システムが装備されるそうですが、こちらは掃海具ではなく掃討用の探知システムなので、最終的な機雷の処理はEODが飛び込んでやることになるんじゃないかとか。
ただ、まだ実物が入ってきてないので、どうなるかは不明だそうで。



航空掃海具は初めて見たし、横にあった訓練用機雷などの展示も見た記憶がなかったので「今回の一般公開は凄いですね~」と尋ねると、護衛艦隊や地方隊は弾道ミサイル事案で疲れているから、代わりに司令自ら掃海隊群がやると手を挙げたのだとか。
でも「うらが」も先週は高松港で掃海殉職者追悼式に出てて、昨日入港したばかり。そしてこの後硫黄島での実機雷処理訓練に向かうそうなので、こちらはこちらで大変。

そんなことを話していると、ちょうど掃海隊群司令がやってこられるハプニングもあったり。
掃海隊群司令はこの後もずっと艦上をぐるぐる回られてたそうで、その姿勢には感服しました。



艦橋に登ると、左舷にある司令の椅子の横に小さな椅子が。
最初はお子様用の椅子かと首を傾げていたのですが、近くにいた乗組員さんが「掃海隊群幕僚長の椅子です」と教えてくれました。
椅子の上に掛かっている布の色が普通は階級を表してるのですが、黄色と赤色が半分半分のこの色は他とは違い幕僚長の色。
護衛艦隊幕僚長と掃海隊群幕僚長がこの色を使うそうですが、護衛艦隊幕僚長には椅子はないので、掃海隊群幕僚長のこの椅子のみという非常に珍しいものなのだとか。

などなど他にも色々なものを見たり聞いたりして大満足の内に「うらが」を下艦。
1200の軍港めぐりの予約を入れていたので、マイミクさんと別れてショッパーズに向かいます。

ジョージ・ワシントンの修理がまだ終わってないので勢揃いしている米海軍の艦艇を見ながら長浦港へ。
するとなにからボートを漕いでる人たちが。



海自のEODかと思ったら、なんと陸自の漕艇訓練。
年に1回くらいしか行われてないそうですが、こんなところでやってるんですね。珍しいものを見ました。

軍港めぐりを終え、再び総監部へと戻りこんどは「やまぎり」に乗艦。



「うらが」の混みっぷりに比べ結構空いていて、さっくり艦橋も見ることが出来ました。
その後三笠公園側に回って現地を離脱。
次の目的地へと向かったのでした。

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